被供与団体名 | 国立青年体育学院(Institut National de la Jeunesse, de l’Education Physique et du Sport (INJEPS)) |
供与限度額 | 69,377ユーロ |
案件概要 |
ベナンは国民の74.3%が、一日2ドル以下での生活を強いられているなど(2011年世銀)、
貧困状況が深刻で、中学校への進学率が男子で約6割、女子では4割程度にとどまるなど、教育をはじめとした人的資源の開発も進んでいません、
そんな中、サッカーやバスケットボールをはじめとしたスポーツは各地で親しまれており、
当国における青少年の健全な育成において重要な役割を果たしています。
ベナンにおける柔道人口は現在1800人と言われています。
その数は若年層を中心に増加しており、スポーツ環境が整備されておらず、
国際的に活躍できるベナン人スポーツ選手が少ない中、ロンドンオリンピックに1名、
2015年アフリカ柔道選手権大会に4名出場するなど、
年々国際的に活躍する選手が増加しています。
国立青年体育学院は首都ポルト・ノヴォに位置するベナン唯一の体育大学で、 ベナンの体育教育における中心的役割を果たしています。 同校は2013年にポルト・ノヴォ市郊外のアジャラ市アジャビ地区に新キャンパス用の20ヘクタールの土地を取得(アジャラ市からの寄付)、 移転計画を開始しました。 同校では1年生から柔道が必須課目となっており、現在はポルト・ノヴォのキャンパスにフランスが建設(1984年)した柔道場付き体育館において授業を行っていますが、キャンパスの移転に伴い、アジャビ・キャンパスにおける同様の施設の建設が必須となっています。 本案件ではアジャビ・キャンパスに新たに柔道場を建設・機材を整備することで、ベナンにおける青少年の健全な育成に貢献すると共に柔道の発展と普及促進を目指します。 |