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 平成27年度無償資金協力「グラズエ市及びダッサズメ市における地下水を活用した飲料水供給計画」に関する書簡の署名・交換
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平成28年(2016年)3月8日
平成28年3月8日、ベナン共和国のコトヌ市において、塚原大使と、サリウ・アカディリ外務・アフリカ統合・仏語圏・在外ベナン人大臣(H.E. Mr Saliou AKADIRI, Minister for Foreign Affairs, African Integration, Francophonie and Beninese in Diaspora)との間で、供与額10億7,100万円の無償資金協力「グラズエ市及びダッサズメ市における地下水を活用した飲料水供給計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
ベナン中南部に位置するグラズエ市及びダッサズメ市では、南北を結ぶ交通の要衝でありながら給水量が全国平均を下回っており、また昨今の人口増加に伴う水需要の増加によって、安全な飲料水の確保が急務の課題となっています。
この計画は、新規水源を開発し、配水管及び高架水槽等の水道施設を整備することにより、対象地域における給水量の増大、水因性疾患の削減、住民の生活環境改善及び水汲み労働の軽減を図り、もって国民の生活改善に貢献する持続的成長及び貧困削減に寄与するものです。
我が国は、2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において、支援策として「1,000万人に対する安全な水へのアクセス及び衛生改善」を掲げており、この計画はこの支援策を具現化するものです。