平成31年(2019年)2月13日
平成31年1月25日、開発協力プレスツアーを実施し、13社17名のジャーナリストとカメラマンが参加しました。
このプレスツアーは、当地における日本の開発協力やアフリカ開発会議(TICAD)プロセス等をベナン国民に広報するためのものです。
一行はまず、
平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ゴロ・ジベ第2中学校増築計画」(於:アボメカラビ市)で2校舎8教室及びトイレ棟を供与された同中学校を訪問し、教育分野における日本の支援を取材しました。
学校長及び生徒代表へのインタビューが行われ、改めて日本の支援に感謝する旨コメントがありました。日本はこれまで様々な支援を通じて、ベナンに1,400以上の教室を供与しています。昨年交換公文書に署名がなされた平成29年度無償資金協力「アトランティック県小学校建設計画」により、今後アトランティック県の34の公立小学校に対し183教室が建設される予定です。
続いて、経済首都コトヌ市から約1時間ほど離れたタンゴ・ジェビエ保健センター(於:ゼ市)を訪問し、同センターで看護師として活動する青年海外協力隊隊員へのインタビューを実施しました。
同隊員は、保健センターでの住民の健康増進を目的とした健康啓発、栄養改善及びセンターの業務改善の3つの活動について説明をし、活動を通してのやりがいや困難など記者からの質問に答えました。同センター長からは、
隊員の取組に感謝し、業務改善等の活動がしっかり根付いていくよう努力する旨コメントがありました。
次に一行は、
平成26年度無償資金協力「アトランティック県アラダ病院建設・整備計画」により昨年8月に開院したアラダ病院(於:アラダ市)を訪問しました。
病院側からは、アトランティック県内の病院空白地域に建設されたことで、地元住民の医療へのアクセスが大幅に改善され、来院者数も当初の予定を大きく上回っている旨説明がありました。
日本食レストランで昼食を挟み、今回のプレスツアー開催にあたり小西大使からの挨拶後、JICAのプログラムの一環で日本の研修に参加したベナン人助産師(栄養士)の方から、
当該プログラムを通じた自身の日本での滞在や研修後のベナンでの経験のフィードバックについて説明がなされました。その後、
平成27年度草の根文化無償資金協力 「たけし日本語学校増築計画」(於:コトヌ市)により教室及び図書室等が整備されたたけし日本語学校を訪問しました。
同校は2003年開校以来、沢山の日本語学習生徒を受け入れてきましたが、スペースが制限されているため全ての学習希望者を受け入れることは困難な状態でした。草の根文化無償資金協力により、
受入可能な学生数が大幅に増えました。