平成27年度草の根文化無償資金協力 【国立青年体育学院柔道場建設計画】

平成29年1月24日
現場写真
現場写真
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被供与団体名 国立青年体育学院(Institut National de la Jeunesse, de l’Education Physique et du Sport (INJEPS))
供与限度額 69,377ユーロ
案件概要 ベナンは国民の74.3%が一日2ドル以下での生活を強いられている(2011年世銀)など貧困状況が深刻であり,中学校への進学率が男子で約6割,女子は4割程度にとどまるなど,教育をはじめとした人的資源の開発が進んでいません。 そんな中,サッカーやバスケットボールをはじめとしたスポーツは各地で親しまれており,当国における青少年の健全な育成において重要な役割を果たしています。 中でも,当国の柔道人口は現在1,800人と言われており,その数は若年層を中心に増加中で,スポーツ環境が整備されていない中でも,2012年ロンドンオリンピックに1名,2015年アフリカ柔道選手権大会に4名の柔道選手が出場するなど,年々国際的な活躍も見られています。

国立青年体育学院は首都ポルト・ノヴォ市に位置するベナン唯一の体育大学で,ベナンの体育教育における中心的役割を果たしています。 同校では1年生から柔道が必修科目となっており,現在はフランスが1984年に建設した柔道場付き体育館で授業を行っていますが,キャンパス移転に伴い,新キャンパスにおける同様の施設の建設が必須となっています。

本案件では移転先であるアジャラ市のアジャビキャンパスに新たに柔道場を建設・機材整備することで,ベナンにおける柔道の発展と普及促進及び青少年の健全な育成への貢献を目指します。

引渡式の実施

柔道場
集合写真
平成29年1月24日,完成した柔道場の引渡式が実施され,小西大使が出席しました。
式典
式典

署名式の実施

集合写真
式典
平成27年11月18日,西内臨時代理大使と国立青年体育学院のアプロガン・バルナベ理事長との間で,贈与契約の署名及び交換が行われました。