平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【セウン保健センター産婦人科病棟建設計画】
平成30年7月4日



被供与団体名 | 発展のための支援(HELP FOR DEVELOPMENT) |
供与限度額 | 86,937ユーロ |
案件概要 |
コトヌから北へ約100km離れたズー県アボメイ市セウン村に位置する同センターは,公的な保健センターであるものの,施設・予算が不十分なため,現在村の識字教育施設2棟を一般診療所及び産婦人科診療所・病棟として,また, そこに隣接する教師用宿舎の一部を看護師宿泊棟として使用している状況です。
一番近くの病院は20km離れた県庁所在地にあるのみで,人口約7,000人が暮らす同村において医療機関は同保健センターしかありません。
地域住民の早急な医療環境改善が求められています。
本案件では,同保健センターに対し,産婦人科病棟,小児科診療所,トイレ(1棟2基),看護師用宿泊棟を建設,病院用機材を整備し,基礎医療の質の向上を図ります。 |
引渡式の実施


平成30年7月4日,セウン保健センターにて,産婦人科病棟・看護師宿泊棟・トイレ棟・乳幼児健診棟・備品が引き渡されました。引渡式には多くの地域住民の他,アボメイ市長,ズー県知事も参加し,地域にとっての同保健センターの重要性を説明した上で,同保健センターの施設建設への日本の支援に対し,厚い謝意が示されました。
旧保健センターより村に近い同保健センターの完成によって,通院する妊婦や患者にとっての負担が軽くなり,特に,自宅ではなく保健センターの適切な環境下での出産数が増えることが期待されます。


署名式の実施


平成29年12月22日,小西大使と発展のための支援(HELP FOR DEVELOPMENT)のアヴォニョン・ウー・エム・ジョジアン代表との間で,贈与契約の署名及び交換が行われました。