平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【ズク中学校増築計画】
平成30年6月29日



被供与団体名 | 持続可能な発展のためのイニシアチブ(ONG Initiative pour le Développement Durable) |
供与限度額 | 149,525ユーロ |
案件概要 |
ズー県ゾボドメ市に位置するズク中学校(日本の中・高等学校に相当)は,2010年に設立され,2017年は7学年16学級に803名の生徒が在籍し,76名の教職員が勤務しています。
同校には,コンクリート造校舎1棟4教室及び茅葺校舎3棟9教室がありますが,必要教室数16教室に対し,3クラス分の教室が不足しています。 また,茅葺校舎は雨季になると風雨が吹き込んだり,教室内に水が流れ込み川のようになるため,授業を中断せざるを得ない状況にあります。 本案件では,コンクリートブロック造校舎2棟(7教室,実験室1室,廊下)及びトイレ1棟4基を増築,机椅子等の学校備品を整備し,同校の学習環境改善を図ります。 |
引渡式の実施


平成30年6月29日,ズク中学校へ校舎2棟とトイレ棟が引き渡されました。引渡式には多くの生徒や地域住民の他,ズー県知事も参加し,日本の支援によって生徒達の学習環境が整備されたことについて感謝の言葉を述べるとともに,大切に校舎を使用していくことを約束していました。


署名式の実施


平成30年2月1日,小野臨時代理大使とNGO「持続可能な発展のためのイニシアチブ」のボッス・モイズ代表との間で,贈与契約の署名及び交換が行われました。
署名式には,生徒や保護者,地域住民などおよそ600人が参加し,日本の支援に対する感謝の気持ちとして盛大な拍手が湧き起こっていました。