平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【ベナン国家消防隊への中古救急車供与計画】
平成31年3月8日



被供与団体名 | ベナン国家消防隊(Groupement National de Sapeurs-Pompiers du Bénin ) |
供与限度額 | 133,320ユーロ |
案件概要 |
ベナン国内の消防救急センターでは慢性的に全国規模で救急車が不足しています。特に,約68万人が暮らす経済首都のコトヌ市には3台,約66万人を抱えるアボメカラビ市にも1台の救急車しかありません。
また,緊急出動要請が重複する事態等に対応するための予備車両も全国に1台しかない状況です。そして,現在使用中のそれらの救急車の中には既に老朽化が進んでいる車両もあり,緊急出動に支障が出ています。
本案件では,事故や災害時に迅速な救助活動を行えるよう,全国の消防救急センターを所管するベナン国家消防隊に,社団法人日本外交協会を通じて,日本の中古救急車を7台供与します。 |
引渡式の実施


平成31年3月8日,ベナン国家消防隊への中古救急車の引渡式が開催され,小西大使が出席しました。
消防隊員による歓迎の演奏から始まり,消防隊が所属する内務治安省の官房長と消防隊長から日本の支援に対する感謝の言葉が述べられました。
中古救急車は7台で,それぞれ逗子市消防本部や可茂消防事務組合などから供与されました。


署名式の実施


平成30年3月13日,小西大使とベナン国家消防隊のジルダ・H・T・ンダー・セク隊長との間で,贈与契約の署名及び交換が行われました。
軍隊式儀礼の歓迎や軍楽隊による両国国歌演奏などがある厳粛な雰囲気の中,式典参加者等からは日本の支援に対して厚い謝意が表されました。