令和元年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【グラズエ第2中学校校舎建設計画】

令和2年6月19日
校舎
教室
外観
被供与団体名 有機農法促進協会(Association pour le Promotion de l'Agriculture Biologique (APAB))
供与限度額 147,947ユーロ 
案件概要 コリーヌ県グラズエ市にあるグラズエ第2中学校は2009年に設立され,現在7学年28クラスに1,502名の生徒が在籍し,90名の教員が勤務している大規模校です。

同校には,コンクリート造校舎1棟4教室,規格外のコンクリートブロック造校舎1棟3教室及びトタン屋根校舎5棟12教室の計19教室がありますが,その大半を占めるトタン屋根校舎は簡素な造りであるため,降雨の際に授業を行うことができません。 また,教室不足が原因で,最大80人で勉強しているクラスもあるほど,学習環境は劣悪です。

本案件では,同校に,コンクリート造校舎2棟(7教室,実験室1室)及びトイレ1棟4基を増築,机椅子等の学校備品を整備し,基礎教育の質の向上を図ります。

引渡式の実施

引渡式
引渡式2
令和2年6月19日,グラズエ第2中学校にて,校舎2棟とトイレ棟の引渡式が行われ,小西大使が出席しました。式典は,新型コロナウイルス感染予防の観点から,最小限に参加者を限定して行われました。各出席者からは,日本の支援に対する感謝の言葉が述べられました。
新教室
新教室2

署名式の実施

署名式1
署名式2
令和元年10月11日,小西大使と有機農法促進協会(Association pour le Promotion de l'Agriculture Biologique (APAB))のボジョレヌ・ビクトワール理事長との間で,贈与契約の署名及び交換が行われました。 グラズエ市長をはじめ,生徒や教職員,住民,保護者等計約1,000名の出席の下,各参加者から日本の支援に対する謝辞が述べられました。 その他にも,日本への感謝を表現した寸劇,歌,踊りなどが披露され,本計画の実施に対する喜びが溢れた式典でした。