令和元年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【アボメ・カラヴィ市ラ・ヴェルデュール中学校校舎建設計画】

令和2年9月18日
校舎1
学校の様子
授業の様子2
被供与団体名 NGOすべての人のための健康と教育(ONG Santé et Education Pour Tous (SEPT))
供与限度額 146,580ユーロ 
案件概要 アトランティック県アボメ・カラヴィ市にあるラ・ヴェルデュール中学校は1997年に設立され,現在7学年72学級に3,500名以上の生徒が在籍し,104名の教員が勤務しています。

同校では,トタン屋根校舎10棟28教室を含む49教室を交互に使用して授業を実施していますが,不足教室数が20を超える深刻な状況に陥っています。ベッドタウンとして人口増加が顕著な同市の状況に伴い,教室は常に過密状態で,机・椅子も不足しており,布や教室の骨組みの上に座って授業を受ける生徒も散見されます。以上の状況から,2019年度は300名以上が入学を断られてしまいました。

本案件では,同校に,コンクリート造校舎2棟(7教室,実験室1室)及びトイレ1棟4基を増築,机椅子等の学校備品を整備し,基礎教育の質の向上を図ります。

引渡式の実施

photo de famille
校舎全体
令和2年9月18日、アトランティック県アボメ・カラヴィ市のラ・ヴェルデュール中学校にて、校舎2棟とトイレ棟1棟の引渡式が行われ、津川大使が出席しました。
校舎の半数以上が壁のない簡易な造りの校舎であったため、天候や外気温の影響を受けやすい、厳しい学習環境を改善する日本の支援に対し、各出席者からは感謝の言葉が述べられました。
ありがとうのメッセージボード
喜びのテープカット

署名式の実施

署名式1
署名式2
令和2年1月29日,小西大使とNGOすべての人のための健康と教育(ONG Santé et Education Pour Tous (SEPT))のコーディネーターであるデオノン・P・オギュスト氏との間で,贈与契約の署名及び交換が行われました。
ウェド区長をはじめ,多くの生徒や教職員,保護者の出席の下,各参加者から日本の支援に対する謝辞が述べられました。
その他にも,生徒や教員による歌と踊りが披露され,本計画の実施に対する喜びが溢れた式典でした。