令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【グラズエ市井戸3基建設計画】

令和3年7月14日
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被供与団体名 開発と環境のNGO(Institution Non Gouvernementale d’Union pour le Développement et pour l’Environnement (INUDE-ONG))
供与限度額 35,490ユーロ
案件概要 コリーヌ県グラズエ市内の3つの村(ヤワ村、カン・プール・アクウェバ村及びテカドホ村)にポンプ式井戸1基ずつ(計3基)を整備することにより、住民計1,538名の清潔な水へのアクセスを改善します。

本案件対象の3村の住民は、現在古い井戸や近隣の川の水を水源として生活しています。しかし、いずれの水も濁っているなど水質が飲料用に適していない上、乾季には干上がってしまいます。そのため、水汲みを担う若者や女性は、日々飲料水確保のために数キロメートルの距離を移動しており、重労働に拍車が掛かっています。
         
ベナン政府は、政府行動計画(PAG)において、2021年を目途に全国民に飲料水へのアクセスを行き渡らせることを目標としているものの、2020年現在の村落給水率が56%と未だ限定的であることから、給水分野に貢献する本案件に期待が寄せられています。

引渡式の実施

photo de famille
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令和3年7月13日、グラズエ市にて市内の村に建設された井戸3基の引渡式が行われ当館より近藤参事官が出席しました。式典は新型コロナウイルス感染予防の観点から。最小限に縮小して行われました。各出席者からは、日本の支援に対する感謝の言葉が述べられました。

署名式の実施

署名式1
署名式2
令和3年1月19日、在ベナン日本国大使館にて、近藤臨時代理大使と「開発と環境のNGO(Institution Non Gouvernementale d’Union pour le Développement et pour l’Environnement (INUDE-ONG))」のアソバ・アフジ・アルベリック代表との間で、贈与契約の署名が行われました。代表からは日本の給水分野への支援に対して謝辞が述べられました。