令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【サン・ジャン病院マンモグラフィ整備計画】

令和4年11月22日
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被供与団体名 サン・ジャン病院( Hôpital Saint Jean de Dieu de Tanguiéta )
供与限度額 138,942ユーロ
案件概要 アタコラ県タンゲタ市に所在するサン・ジャン病院は、聖ヨハネ病院修道会によって1968年に設立された私立病院です。タンゲタ市とその周辺2市(マテリ市、コブリ市)の合計人口約30万人を対象とする当該地域唯一のゾーン病院(複数の市町村を管轄する大規模病院)としてベナン政府から認定されています。

サン・ジャン病院には乳がん患者が多く、患者数、手術数ともに毎年増加の傾向にありますが、同院のマンモグラフィは故障しており、患者は精密な検査に基づいた治療を受けることが出来ません。マンモグラフィがある病院は同地域から600Km離れた経済首都コトヌ市にしかなく、殆どの患者が検査を受けるための交通費を負担することができず、精密検査を断念、正しい治療を受けられないでいます。

本案件では、このような理由で治療が遅れ重症化し亡くなる患者を減らし、正確な検査に基づく早期発見及び適切な治療を受けられるよう、マンモグラフィ及びプリンター(現像機)を同院に整備し、同院の医療サービスの質の向上を図ります。
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令和4年11月17日、タンゲタ市に所在するサン・ジャン病院にて、マンモグラフィの引渡式が行われ、当館より近藤参事官が出席しました。各出席者からは、日本の支援に対して感謝の言葉が述べられたほか、マンモグラフィを大切に使用していく旨が約束されました。
式典は、新型コロナウイルス感染予防を十分に行った上で実施されました。

署名式の実施

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令和4年1月28日、在ベナン日本国大使館にて、津川貴久大使と「サン・ジャン病院( Hôpital Saint Jean de Dieu de Tanguiéta )」のフレール・ジトリヌ・ロドリグ・ビルジル代表との間で、贈与契約の署名が行われました。代表からは日本のベナンにおける保健支援に対して謝辞が述べられました。