令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力【ゼ市ヘカメ中学校及びセジェ・ウエグド中学校校舎建設計画】

令和4年8月3日
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被供与団体名 NGOソリューション(ONG La Solution)
供与限度額 155,608ユーロ
案件概要 2002年設立のアトランティック県ゼ市にあるヘカメ中学校には、生徒854名(7学年17学級)及び教職員30名が、2012年設立のセジェ・ウエグド中学校には、425名(4学年8学級)及び教職員15名が在籍しています。

両校は、同市にある全10校の中学校のうち特に学習環境が整備されていない2校です。特にセジェ・ウエグド中学校にはコンクリート造校舎が無く、壁は藁を立てかけただけで屋根と骨組みのみ、床は土を固めただけという脆弱な仮設校舎を利用せざるを得ず、生徒たちは雨や風、砂埃に耐えながら授業を受けています。このような厳しい学習環境に加え、両校とも教室数が不足しており、両校生徒は午前と午後の二部制に分けて授業を受けざるを得ない状況に置かれています。
         
本案件では、それぞれの中学校にコンクリート造校舎1棟4教室及びトイレ1棟4基を新築し、机椅子等の学校備品を整備することにより、同校の基礎教育の質の向上を図ります。

引渡式の実施

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令和4年7月28日、ゼ市のセジェ・ウエグド中学校にて、ヘカメ中学校及びセジェ・ウエグド中学校にそれぞれ建設した校舎1棟(4教室)とトイレ棟の引渡式が行われ、稲葉書記官が出席しました。各出席者からは、日本の支援に対して感謝の言葉が述べられたほか、新校舎を大切に使用していく旨が約束されました。
式典は、新型コロナウイルス感染予防を十分に行った上で実施されました。

署名式の実施

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令和4年1月28日、在ベナン日本国大使館にて、津川貴久大使と「NGOソリューション(ONG La Solution)」のオル・ラウセル代表との間で、贈与契約の署名が行われました。代表からは日本のベナンにおける教育支援に対して謝辞が述べられました。